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保険外交員の営業痴態
第6章 准教授の前田
翌朝、ベランダから差し込む陽光で
真由美は目を覚ました。
台風一過とはよく言ったもので
昨日のどんよりとした雲は
きれいさっぱり取り除かれていた。
『気持ちのいい朝だわ…』
真由美はベランダに出て
おもいっきり伸びをした。
「おっぱいだ~!おっぱい見た~!」
昨夜、和真の車を虚しく見送った路上に
通学中の小学生の男の子が
偶然にも上を見上げて真由美の姿を見つけた。
小学生が「おっぱい見た」と叫んでいた意味を
真由美はすぐさま理解した。
和真を誘惑しようとオールヌードになって
そのまま寝てしまったのを失念していた。
「きゃっ!」
真由美は両手で胸を押さえて
慌てて部屋に戻った。
『あの子…
きれいなおっぱいだと思ってくれたかしら』
小さなおちんちん、勃起させてくれたかな?
早く大人になってお姉ちゃんの保険にはいってね
そんなバカな事を考えながら
今日は午前中からゼミを受講するために
真由美は用意を始めた。
外に出てみると
空は真っ青に晴れているけど
道路には街路樹の葉が落ち、
小枝なども散乱していた。
『台風、酷かったのかしら…』
よくもまあベランダの窓が割れなかったと
真由美はゴミを避けがら通学の道を急いだ。