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保険外交員の営業痴態
第6章 准教授の前田

元カレに「新しい彼氏よ」と見せた写メも
真由美たちの仲良しグループが
前田をカラオケに誘ったときに
記念にツーショットを
撮らせてもらったものだった。


「学食というのも味気ないですし
どうです、僕の部屋に来ませんか?」

いくら好意を持っている方とはいえ、
お宅にお邪魔するのは…

返答に困った真由美の表情を察したのか
「あ、違うんですよ
部屋というのは准教授室という意味で…」
前田は慌てて言葉を訂正した。

真由美は、ほっとして「ええ、お茶をごちそうになります」と屈託のない笑顔で返事した。


「さあ、どうぞ…散らかってますけど…」

前田が言うように
部屋中に参考書や論文集などが散乱していた。

「片付けるのが下手ですし
どういう訳か散らかっている方が
落ち着けるんですよ」

前田はそう言って書籍を積み上げて
真由美の席を作ってくれた。

「丁度おいしいコーヒー豆を頂いたんです」

ミルでコーヒー豆を挽くと
それだけで香ばしい香りが立ち込めた。

せっかく席を用意してくれたので
真由美はお言葉に甘えて着席した。


「美味しい…」

前田が淹れてくれたコーヒーは
お世辞抜きで美味しかった。

二人は会話もなく
ひたすらにコーヒーを飲んだ。



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