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短編集 一区間のラブストーリー
第13章 第十三話

男の手が股間に伸びる…

「あんた、いやらしいパンツを穿いてるねえ」

わずかな生地のデルタ部分をグイッと横にずらされると秘所は無防備になり比奈子は女の大事な部分を男にさらけ出した。

男はドライブグローブを外すと、
そのゴツゴツした指をいきなり膣に潜りこませた。

「やめて…手荒にしないで」

「と言いながら、案外こういうのが好きなんだろ?」


男の言うとおりだった。

犯され願望が密かにあった。

いつもオナニーをするときはこのようなシチュエーションを妄想しながらバイブを出し入れしていたのだから…

「どれ、何本入るか試してやろう」

散々人差し指でかき混ぜられたおま〇こは
たっぷりと潤い指一本では物足りなくなっていたので拒む比奈子の言葉とは裏腹に
膣口を開き更なる指の侵入を求めた。

「お嬢さん、指二本がすんなり入ったぜ」

もう一本入りそうだな。
そう言うと男は一旦指を抜き三本まとめて挿入した。


「ダメ…きついです…」

太い男の指三本は比奈子が持っているどのバイブよりも太かった。

「おお!指がギチギチに締め付けられる。
こりゃたまらんな」

でも俺のち〇ぽはもっと太いぜと
男はズボンとパンツを同時にズリ下げて下半身を露わにした。

「確認するかい?ほら、触ってみなよ」

男は比奈子の手を取り無理やりペニスを握らせた。

「ふ、太いわ…」

ああ…こんなに太くて大きなおち〇ぽを挿入されたら壊されちゃう…

そんな比奈子の不安などお構いなしに男はTバックをずらした脇からグイグイと挿入し始めた。

クリトリスへの愛撫もクンニリングスさえなく、
ほとんど前戯などなく、
唐突に挿入して高速で腰を振る男…

そう、これは愛の行為ではなく
己の欲求を満たす犯罪まがいのSEXなのだ。

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