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あなたの手当て
第2章 彼女のくそ度胸
【side百音】

「こっちにおいで」

先生は
ベッドに座ると
私を横に誘ってきた

思わずゴクリと唾を飲み込んで
言われるがままに
隣に座った



「百音さん?」

先生が改めて訊いてくる。

「もう一度確認しますよ?
本当にいいのですか?
こういう経験は無いのでしょう?
もしかしたら心も身体も傷付けてしまうかも知れませんよ」


先生、
優しいな。
めちゃくちゃ私を
気遣ってくれてる事が嬉しくて。

「もう好きにしてください。
先生なら大丈夫。

先生だから大丈夫」

「本当はあなたを傷つけるのは本意じゃないんだけど、ごめん。
先に謝っておくよ。」

そういうと、
私をぎゅぅと抱きしめた。

離すと唇にキスをしてきた。

とてもとても
深い
今まで経験した事が無いキスを。
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