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あなたの手当て
第2章 彼女のくそ度胸
【side菅波】
「先生だから、大丈夫」
僕は自分の耳を疑った。
たしかに永浦さんはそう言った。
いや
永浦さんじゃない
「百音さん?」
名前で呼んでみる。
叱られてるみたいで嫌だという
百音さんの主張を押し切って
あえて
他の人らとは違う呼び方をしてみる。
意外と僕は独占欲があるらしい。
他と同じ呼び方じゃつまらない。
「嫌いじゃないですよ、
百音さんのくそ度胸」
僕は苦笑しながら
心の中ではものすごく思考が忙しかった
何故なら
僕には
この歳になるまで
女性経験が無かったのだから。
仕事柄
概要くらいは理解してるつもりだ。
だがしかし
それが相手にどんな影響を及ぼすのか、
どんな苦痛が伴うのか、
どんなリスクを負わせるのか
全く持って分からない。
この歳にもなっていささか恥ずかしい。
成り行きで
最後まで行く場合
避妊はした方がいいな。
避妊具は?
あっ!
いつだったか
職場でHIVのキャンペーンをやった時に
配っていた避妊具があったはずだ。
こんな事は無縁だと思ってた自分が
何故か机の引き出しに
捨てずに取ってあった
避妊具を思い出す。
こんな展開を
誰が想像しただろうか?
正直
自分でも分からない。
「こっちにおいで」
僕はベッドに座ると
彼女を隣に誘導した。
「先生だから、大丈夫」
僕は自分の耳を疑った。
たしかに永浦さんはそう言った。
いや
永浦さんじゃない
「百音さん?」
名前で呼んでみる。
叱られてるみたいで嫌だという
百音さんの主張を押し切って
あえて
他の人らとは違う呼び方をしてみる。
意外と僕は独占欲があるらしい。
他と同じ呼び方じゃつまらない。
「嫌いじゃないですよ、
百音さんのくそ度胸」
僕は苦笑しながら
心の中ではものすごく思考が忙しかった
何故なら
僕には
この歳になるまで
女性経験が無かったのだから。
仕事柄
概要くらいは理解してるつもりだ。
だがしかし
それが相手にどんな影響を及ぼすのか、
どんな苦痛が伴うのか、
どんなリスクを負わせるのか
全く持って分からない。
この歳にもなっていささか恥ずかしい。
成り行きで
最後まで行く場合
避妊はした方がいいな。
避妊具は?
あっ!
いつだったか
職場でHIVのキャンペーンをやった時に
配っていた避妊具があったはずだ。
こんな事は無縁だと思ってた自分が
何故か机の引き出しに
捨てずに取ってあった
避妊具を思い出す。
こんな展開を
誰が想像しただろうか?
正直
自分でも分からない。
「こっちにおいで」
僕はベッドに座ると
彼女を隣に誘導した。