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黒い瞳
第3章 淳子~6歳~
食事を済ませ、3人で銭湯へ行こうと外へでた。
母は、八神の腕に自分の腕をからませ、
体を密着させて歩いた。
淳子は、そんな二人の後を、
つまらなさそうにトボトボとついていった。
女湯で母は、なんだかいつもより念入りに
胸や、お股を洗っていた。
横で見ていると、シャワーでワレメを何度も何度もきれいにすすいでいた。
いつもなら、タオルに石鹸を泡立ててくれたり、 頭を洗ってくれるのに、
今夜はなんだか自分のことで精一杯という感じだった。
お風呂からあがり、いつもならそそくさと帰路につくはずが、
今夜は少しだけお化粧をし始めた。
「おかあちゃん、またどこかへお出かけするの?」
不安を感じて尋ねてみると、
「八神には、きれいなお母さんのままでいたいから」と言って、うふふと笑った。
男湯のほうから「おーい、もう出るぞー」という八神の声に、
母は、すごく嬉しそうに
「はーい。こっちも出ますー」と応えた。
帰りも同じように母は八神の腕にまとわりついた。
後ろから見ていると、
八神が母のお尻を何度も触っていた。
ときたま夜神の指が、
母のお尻の谷間に沈み込みクイクイっと蠢いた。
そのたびに、母は歩みを止めて
「ああん」と喘いで体をブルブルと震わせた。
家に帰り着くと、
昼間に方々を連れまわされたせいか
眠くて仕方なかった。
いつも淳子は奥の6畳の間で
母と一緒に寝るのだが、
今夜は食卓のある4畳半の部屋に座布団を敷き詰め、ここで寝なさいと言われた。
いやだ、いつもどおり、おかあちゃんと寝る。
と訴えたかったが、
それにも増して眠気が勝ってしまった。
無理やり座布団の上に寝かされると
座布団のフワリとした感触が気持ちよくて、
イヤでも瞼が閉じ睡魔の罠に落ちた。