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黒い瞳
第5章 淳子~15歳~
「ひどい!ひどすぎます!」
淳子の耳には、父の、はあっ、はあっ、という荒い息づかいしか聞こえてこなかった。
初めて男性を受け入れた感動も
淳子には与えられなかった。
ただ父に処女を奪われた痛みと犯された悲しみと怒りだけが淳子を支配した。
「お前は、これから私に尽くすのだ!
私を愚弄したお前の母の罪をお前が償うのだ!」
うぉぉー、という野獣の雄たけびと共に、
父は淳子の中へ熱いものを注ぎ込んだ。
淳子を陵辱し、満足しきった父はタバコに火をつけ一服するとフーっと紫煙を吐き出した。
「どうだ、女になった気分は」
淳子は父に背を向け、
シーツに包まり止めどもなく涙を流した。
「鬼・・・」
「ん?なんだって?」
「あなたは鬼だわ!娘を犯して!人の皮を被った鬼よ!」
父はタバコを、ベッドの宮付きに置いてある灰皿に押し付けて揉み消すやいなや、
淳子の髪を引っつかみ自分の方に振り向かせた。
「鬼だと!では、お前の母はどうなんだ!
他の男の子種で生まれた子を我が娘と騙し、
のうのうと母と妻の座に胡坐をかき、
自分の事は棚に置き私を責めたのだぞ!!」
「それは、あなたと母の間の確執ではないですか! 私にその怒りをぶつけるなんてひどすぎます!」
「ふん、あの女が生きていて、私の前に現れたのなら、 もっとひどい凌辱をくれてやったわい!」
そう言うと再び昂ぶってきたのか、
猛々しくそそり立った男根を、
処女喪失の証で赤く染まった女陰に荒々しく突っ込んだ。
「いやっ!やめてくだい!!」
「うるさい!お前は母の過ちを私に償うのだ! これから毎夜、私を満足させるのだ!」
悪魔のように叫びながら男は腰を振り続けた。