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短編 出張の一夜
第2章 一部屋の一夜
若い女性の乳房…
忘れかけていた女の肌のぬくもり。
『たまんねえな…』
桧山のペニスは痛いほど勃起した。
腰をゆっくりと上下させると
掛ふとんの重さに擦られて
なんとも言えぬ快感が下半身を駆け巡った。
不意に藍子の手が桧山の手を掴んだ。
目覚めた?!
言い逃れのできぬ現行犯なのだ。
ひたすら謝るしかあるまい。
そう思った瞬間、
藍子が寝言で「もう…優也ったらぁ」
と 小さく鼻にかかった甘い声をだした。
『優也?彼氏の名前だろうか…』
寝ぼけて彼氏とベッドインして
胸を悪戯されていると思っているのだろうか…
それならば好都合だとばかりに、
桧山は乳房を大胆に揉んだ。
桧山は藍子が寝惚けて
彼氏と戯れていると勘違いしているのを幸いに、
乳首にしゃぶりつこうとした。
乳房にかかる吐息で
顔が近づいてくるのを察したのだろうか、
「もおっ!今夜はダメよぉ…」
藍子はそう呟くと、
胸を触っていた桧山の手を跳ね除けて
クルッと寝返りを打って
桧山に背を向けてしまった。
『どうする?』
桧山は欲情していた。
カチカチになった男のシンボルを
どうにか鎮めたかった。