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いろはにほへと~色は匂えど~
第4章 月謝は体で

お吉の乳房に満足していた策ノ進は
垂れた乳房に興味を示さなかったので
下半身も大人しいままだった。

「どないしたん…やり方忘れてしもたん?」

おめこを思い出させたるわ、
女はそう言って着物の裾を捲り上げ、
野しょんでもするかのように
策ノ進の顔の上に尻を落とした。


「うぷぷ…」

お吉とは違った年増女の
使い込んだおめこの匂いが
策ノ進の口を塞いだ。

『く、苦しい…』

例えは悪いが
まるで濡れ雑巾で顔を覆われている気分だ。

こうなりゃ舐めて少しよがらせて
腰をクネクネさせてもらう他あるまい。

策ノ進は口に押し付けられた年増女のおめこを
ベロベロと舐めた。


舐めてみて策ノ進は驚いた。

『なんと甘美な…』

きつい芳香とは裏腹に
湧き出た淫水は甘露で
策ノ進の男性自身を目覚めさせた。


「あ、あ、ああああ~…」

女は身をくねらせて倒れ込んだ。

おかげで尻が持ち上がり、
かろうじて窒息は免れた。

免れたものの、
策ノ進の舌は女のおめこを追い求めていた。

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