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いろはにほへと~色は匂えど~
第6章 お吉との別れ
祝言をあげておらぬが
互いに夫婦(めおと)のように
呼吸の合った交ぐあいである。
あっ…あっ…あああ~っと喘ぎながらも
「離れとうない!離れとうない!」と喚き、
策ノ進の唇を吸い求めた。
このまま駈け落ちでも…
そんな考えが一瞬よぎったが、
そのような事をしでかせば
お吉の親である庄屋が磔の獄刑に処せられる。
策ノ進が行き倒れにならずにすんだのは
庄屋の計らいが大きい。
いくら好きおうても
恩を仇で返すのは武士として出来ぬ事であった。
ならば、せめて
策ノ進を忘れられぬ体にしてやろう。
策ノ進はお吉の背に腕を回し、
しっかりと抱きかかえると
脚を踏ん張りおま〇こに挿したまま
グッと立ち上がった。
「きゃあ~!策ノ進さま!」
お吉は慌てて策ノ進にしがみついた。
「櫓立ち(駅弁体位)じゃ!
そちを串刺しにしてやる」
そう言って策ノ進は挿入したまま
お吉の体をゆさゆさと揺さぶった。
「落とさんといて!落とさんといて!!」
串刺しにされ、
いつも以上の挿入感がお吉に与えられた。
「まるで百舌鳥の速贄(はやにえ)にされてる気分やわ…」
喘ぎながらもお吉は
へのこに串刺しにされた己の体をそう表現した。