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濡れるハイスクール
第6章 運命の女
それから二ヶ月後…
「恭輔って福チン男なのかしら」
体育教官室で
澄香の手作り弁当を共に食べているときに
澄香が唐突に恭輔にそんなことを言い出した。
「どうして?」
「だって…恭輔に抱かれるようになってから
いろんな先生方に
お付き合いして下さいって告白されたわ…
こんなにモテたのは初めてよ」
SEX三昧の日々を送っているので
女性フェロモンがバンバン出ているのだろう。
バージンの女よりも
ヤリマン女が男を惹きつけるのと同じ原理だった。
「それだけ君がチャーミングだと言うことだよ」
周りの男どもから
自分の女が魅力的だと認められるのは
鼻が高かった。
「恭輔も素敵な男よ。
それに教師としても立派だわ
毎晩補導のために見廻りをしてるんですもの…」
澄香には
芙美子との逢瀬を誤魔化すために
夜の見廻りをしているのだと言ってある。
芙美子との関係がバレた時
イコール澄香との付き合いも消滅するときだと
腹に決めていた。
「それよりも…今日は素敵な報告があるの」
箸を置いて真剣な表情で話し始めた。
「なに?」
「赤ちゃんが出来たの…」
まだぺったんこのお腹を擦りながら
澄香が告白した。