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濡れるハイスクール
第1章 体育教師 大井崎恭輔
途端に生徒達からは
「キャ~っ」という悲鳴が上がった。
あまりにも強く
ジャージパンツを引き上げたものだから
股間の男性シンボルの陰影が
クッキリと浮かび上がったからだ。
『不潔だわ』とか、
『けっこう大きいじゃん』とか
生徒達からは様々な声が上がった。
「気になるんなら天井でも見とけ!
あいにくとこいつは取り外しがきかないんでな」
そう言ってウケ狙いなのだろうか
さらに強く引き上げた。
。。。。。。。。。。
「セクハラです!」
放課後、美雪はクラスを代表して
学園長に抗議に出向いた。
「あら?そうかしら?
これから少しずつ
大井崎先生の良いところが見えてくるわ。
ズボンを下ろして
男性シンボルを見せた訳ではないんでしょ?
陰影が浮かんだぐらいで
セクハラだなんて騒ぐのはよしなさい」
学園長は美雪の言葉に耳を貸さなかった。
それどころか今夜の新任教師の歓迎会で
早く大井崎に逢いたいと心はソワソワしていた。
美雪が不服そうな顔で学園長室を後にしてから
学園長の林芙美子は
大井崎が面接に来たときの事を思い出していた。