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濡れるハイスクール
第3章 あおい と 美幸
「俺はレズもホモも
肯定もしないし否定もしない。
愛というものは人それぞれだからだ。
でも、世の中には男と女、凹凸があるのだから
収まるところに収まるのが
自然で良いなあとは思ってる」
「それ、やんわりとレズを否定していませんか?」
「肯定もしなければ否定もしないと言ったろう?
誰を愛そうがそれは二人の関係だから…
でも…どちらも愛するという形が
あってもいいんじゃないかな?」
普段はチャラい恭輔であったが、
生徒の悩みには真摯に向かうというのが
彼のポリシーだった。
「男に抱かれるのって…
そんなに気持ちいいものなの?」
「試してみるかい?」
恭輔はあおいの隣に座って肩を抱いてあげた。
「私ね…中2の時に先輩に無理やり女にされたの…
それ以来、何だか男が怖くて…」
なるほど…
始業式のホームルームで
恭輔のちんぽのシルエットを見て
その時のトラウマが脳裏にかすめたのだろう。
「そんな男ばかりじゃないさ…
俺なら優しく君を抱いてあげれる」
芙美子との逢瀬で
ピクリともしなかったイチモツに力が甦る。