この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
濡れるハイスクール
第4章 学園長 林芙美子と銀行の支店長

仕方ない…ノックしてみるか…
高井田がドアを叩こうとしたその刹那、
家の中から
『やめて!ダメダメ!もうダメ…』という
悲鳴にも似た叫び声が微かに聞こえた。
「林さま!どうなされました?大丈夫ですか?」
声をかけてみたが返事はなく悲鳴は続く…
高井田は慌ててドアノブに手をかけてみた。
どうやらロックされていないようで
ドアは難なく開いた。
悲鳴を聞いて
緊急時であると自分に言い聞かせて
高井田は靴を脱いで
家に上がり込み声のする方に飛んでいった。
声のする部屋のドアを開けてみて
高井田は固まってしまった。
なんと、おそらく家の主である林芙美子が
下半身丸出しで壁に尻を突き出して
オナニーしていたのだから当然である。
「きゃあ~~!!」
不意に現れた不審者に
芙美子は慌ててソファーの陰に隠れた。
「あ!わたくし、
決して怪しい者ではございません」
高井戸は芙美子の痴態を
見て見ぬふりを決め込んだ。
この度、創世銀行の支店長となりました
高井戸と申します。
サラリーマンの習性で
高井戸は名刺入れから一枚名刺を抜き取り
芙美子に手渡そうとした。
「いやっ!!こっちに来ないで!!」
近づく高井戸を避けるように
芙美子はソファーの裏にしゃがみ込んだ。

