この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜜と獄 〜甘く壊して〜
第2章 【快楽主義の射精術】





「リ、リリカちゃぁ…ん」




「あ、すみません、一人ではしゃいじゃって…こういうのあまりお好きではなかったですか?」




「違うよ〜!グッと堪えてるんだ、抱き締めたいの…めちゃくちゃ嬉しいよ、あんな些細な会話でも覚えててくれて」




「あ、トシユキさん、フーって消して頂けます?」




慌てて吹き消してくれて改めて「おめでとうございます」とお祝い出来ました。
照明をつけて隣にまた座る。




「甘いのお好きでしたか?すみません、あまりよく知らないのにお誕生日と言えばケーキは外せないなと思って昨日作っちゃいました」




「えっ!?これリリカちゃんが作ったの!?」




「はい」




「お店かと思った!凄いね!」




「あ、でも私パティシエールではありませんのでお味はプロには及ばないかと」




フォークですくって一口食べさせる。




「美味しい!いや、凄い!お店の味だよ、本当そのレベル」




お菓子作りは別に苦ではないのでひと通り器具やオーブンも揃ってる。
太客さまの誕生日は何気ない会話でリサーチ済みなのだ。
その日に来てくれなければ後日祝う事も。
全部インプットしている。




「ついてます」と口元を親指で拭ってあげる。
ドキッとさせて見つめ合って。
その指舐めてあげたら……?
今度は指で生クリームすくって口に運んであげたら……?




「美味しい」




「まだ残ってる……舐めて?」




指を口の中で回転させて舐めさせる。
ヤバいね……これ。
段々とエロい顔になる。
何度も追加して舐めさせて指を増やして。




「もう……本当にこれ以上は……本気で好きになっちゃうから…っ」




夢なんだと自分を言い聞かせて戒める。
とても臆病なお客様は火の粉が飛び移る前に自分の身を守る。
当然の事だ。
厄介なのは、それを見越して更に夢を与えようとする策士であるキャスト側。





「光栄です……仮面被ってるのにそう言ってもらえて」




「仮面してても中身ダダ漏れじゃないか、とても心の綺麗な女性だよ、リリカちゃんは。お願いだから誰にも素顔明かさないでね?」




「………はい、わかりました」











/137ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ