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女優
第3章 本当の本番
そんな愛子の気持ちなどお構いなしに
監督は言葉を続けた。
「目線が動きすぎなんだよ!
ここにいるのはあんたと男優さんだけの
二人だけの空間なわけよ!
それをさもまわりにスタッフがいますよ的に
キョロキョロされちゃあ困るんだよ!」
僕はねリアリティーを求めてるんだからさあ、
そこんところを理解してもらわないと。
と、わめきたてた。
「そして、男優さん!」
今度は男優にダメだしを言いはじめた。
「あんた、いつもの癖で
女優さんを気持ちよくさせてどうすんの?
女は今回が初AVなんだ。
もっと女がイヤがるようなクンニしちゃってよ
視聴者はね、凌辱される女を
求めてるんだからさあ」
と持論の演出をダラダラと並べたくった。
はいはい、わかりましたよ。と、
男優もややふてくされた返事をした。
テイク2、アクション!!の掛け声と共に、
再び愛子は男にまんぐり返しにされた。
しかし、先ほどとは打って変わって、
男優のクンニは荒々しく愛子を責めた。
陰唇を甘噛みされる。
いや、甘噛みというよりはやや強く、
キリキリとした痛みが愛子を襲った。
「いや!ダメ!い、痛いわ」
やがて甘噛みの襲撃は陰核に移動した。
ただでさえ敏感で触れられただけで
ビリビリする部分だけに
その痛みの襲撃は
脳天をハンマーで殴打されるほどの
衝撃を与えられた。
「うぐぅぅぅ・・・!!!」
愛子は喘ぎとも
苦悶の声とも違う複雑なうめき声をあげた。