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陽炎日記
第2章 麻友子
 発情しきった顔で詫びられても毛ほども心に響かない。肩をドンと突くと麻友子はよろめいて二三歩後退してそのまま尻餅をつく。大股開きでスカートが捲り上がり股が破られたパンストとその下のパンティが丸見えだ。
 「お前謝りかたもしらないのか!」
 怒声を浴びて麻友子は慌てて居住いを正すといつ誰が通るとも判らない廊下に額を擦り付けるように土下座した。
 「申し訳ございません。どうかお許し下さい。ご主人様。」
 ご主人様。そこまで言わす気はなかったのだが自らそう言うなら止める気はない。ご主人様。うん。何度聞いても良い響きだ。
 「やれば出きるじゃないか。ついて来い。」
 許しが出たと思って立ち上がろうとする肩を軽く蹴ると麻友子は再び尻餅をつく。何故蹴られたのか理解出来ず困惑の目で見上げる。まるで段ボール箱に入れられ川原に棄てられた仔犬みたいだ。
 「誰が立って良いと言った?」
 麻友子は暫く尻餅をついたまま考えたいたがやがて思い付いたように四つん這いになる。良く出来ました。ご褒美に頭を撫でてやると嬉しそうに鼻を鳴らす。
 「膝を着くな!尻を上げろ!」
 命令に従いまるで雑巾掛けでもするように高這いになるとそのまま歩きだす。雌犬の散歩だ。
 俺は目的の部屋の前を素通りして一番奥まで行くとU
ターンしてプレートが点滅している部屋の前に立つ。
 「立ってドアを開けろ。」
 床に鍵を投げると麻友子はそれを拾って立ち上がる。息を切らせているのは慣れない姿勢でつかれせいかホテルの廊下で四つん這いで歩くという行為に興奮したせいか。多分後者だろう。
 ハアハア言いながら内開きのドアを開けると
 「お入り下さいご主人様。」
 と促す。
 可愛い奴だ。
 ドアを閉めると施錠して麻友子と一緒に室内に進む。
 広めのトイレ、ガラス張りの浴室、大きなベッド。そして簡単な磔台と三角木馬。SMホテルを吟うにはやや貧相な内装だがこの部屋の特長は幅3m高さ2mの巨大なカーテンに隠された奥にあるのだがそれは後のお楽しみだ。
 ラブホテルに来た事はあるだろうがSMホテルは初体験なのだろう。麻友子は物珍しそうに磔台や三角木馬に目をやっている。
 「麻友子!」
 呼ばれて慌てて振り向き直立不動の姿勢をとる。とは言っても裾の乱れたスカートにブラのカップが逆さまになり乳房を露にした上半身という格好だ。様にならない。
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