この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
見えない男の淫乱物語
第8章 高校教師

意気消沈しかけたが、
若い男の尻穴を掘るのも悪くはないかと、
どいつにしようかと狙いを定めていると
薄暗い廊下を重い足取りで歩いてくる
女性教師に目が止まった。
女がいた!
幸太郎は忍び足で女教師の後を追いかけた。
飯島栄子は職員室の自分の席に着くと
はぁ~っと大きなため息をついた。
この学園に赴任して2年…
教師という職業が
こんなにも多忙とは思いもよらなかった。
偏差値の低い生徒達…
授業中、いくら注意してもスマホを弄ったり、
マンガ本を読み漁ったり、
ひどいときにはエロ本を堂々と回し読みしていた。
沈んだ気持ちのまま、
栄子は試験の採点を始めた。
これは冗談のつもりで書いたのかしら…
小学生のような稚拙な文字で
正解からは程遠い解答が書き連なっていた。
採点しながら、
ふと、自分に向けられる視線を感じた。
顔を上げて職員室を見回しても、
他の教師はそれぞれが自分の仕事に没頭していた。
『ホントに疲れてるのかしら…』
気分転換を兼ねて、
栄子はお手洗いに向かった。

