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見えない男の淫乱物語
第8章 高校教師

意気消沈しかけたが、
若い男の尻穴を掘るのも悪くはないかと、

どいつにしようかと狙いを定めていると
薄暗い廊下を重い足取りで歩いてくる
女性教師に目が止まった。


女がいた!
幸太郎は忍び足で女教師の後を追いかけた。


飯島栄子は職員室の自分の席に着くと
はぁ~っと大きなため息をついた。

この学園に赴任して2年…

教師という職業が
こんなにも多忙とは思いもよらなかった。

偏差値の低い生徒達…

授業中、いくら注意してもスマホを弄ったり、
マンガ本を読み漁ったり、
ひどいときにはエロ本を堂々と回し読みしていた。

沈んだ気持ちのまま、
栄子は試験の採点を始めた。

これは冗談のつもりで書いたのかしら…

小学生のような稚拙な文字で
正解からは程遠い解答が書き連なっていた。


採点しながら、
ふと、自分に向けられる視線を感じた。

顔を上げて職員室を見回しても、
他の教師はそれぞれが自分の仕事に没頭していた。


『ホントに疲れてるのかしら…』

気分転換を兼ねて、
栄子はお手洗いに向かった。

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