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見えない男の淫乱物語
第8章 高校教師

学園内で通話することは禁じられているが、
こうして連絡をくれるなんて余程の事だろうと
明人は慌ててトイレに向かい個室に閉じこもった。


すでに着信は切れていたが、
明人は着信履歴から折り返し連絡をとってみた。

数回のコールの後、『もしもし…』と
懐かしい声が聞こえた。

「堀越、どうした?何かあったのか?」

明人はスマホに向かって小さい声で尋ねた。

『先輩…助けて下さい…』

電話の声は涙声だった。


堀越聖子とは同じ大学のゼミで
化学を学びあった仲であった。

二歳年上の明人とは
二年ほどの付き合いであったが、
化学の好きなもの同士ウマがあった。

口説いてみたい衝動にも駈られたが、
元来、奥手であった明人は
ついに告白も出来ぬまま
大学を卒業してしまった。

そんな堀越聖子が涙声で連絡をしてきた。

それは飲み会への誘いなどではなく
深刻な状況であることは
鈍感な明人にも理解できた。


「どうした?いったい何があった?」

明人の声を聞いて安心したのか、
堪えていたものが一気に噴き出したのだろう。

聖子は泣きじゃくりながら話すものだから
あまり要点が掴めなかったが

どうやら何かのガスを吸って
染色異常を起こしたらしいということは理解した。

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