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見えない男の淫乱物語
第8章 高校教師

絶叫の悲鳴と小刻みに震える足が
一刻の猶予もないと感じた。

明人はひとつ手前の個室に飛び込み、
便座に足をかけると
隣の個室を仕切っている板の壁によじ登った。


「栄子先生!…」

声をかけて思わず次の言葉が出てこなかった。

覗き込んだ個室では、
栄子が尻を丸出しにして
艶かしく揺り動かしていたからだ。


『こ、これって…』

どう見ても栄子が
オナニーしているとしか見てとれなかった。

悲鳴を上げながらも、
嬉しそうな顔をして自分の手で乳房を鷲掴み、
髪を振り乱してヨダレさえ垂れ流していた。

おまけにどういうわけか
バックで誰かに突き上げられているかのように、
柔らかそうな尻肉が波打ち、
パンパンと肉を打つ音さえした。


そう、まるで見えない何かに
背後から挿入されているかのような…


「おや?これは明人くんじゃないか。
こんなところで再開するとは奇遇だねえ」


誰もいないはずなのに男の声がした。

いや、それどころか、
その声の主は明人の名を知っていた!

どこかで聞いた覚えの懐かしい声…

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