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見えない男の淫乱物語
第8章 高校教師

明人の記憶を辿る事を遮るように
「さあ、お客様に
お前が逝くところを見てもらいな」
と男の声がして
飯島栄子の頭が何かの力で
無理やり上を向けさせられていた。
虚ろだった栄子の眼が焦点を調整して
覗き込む明人の顔を捉えた。
「ああ…見ないで!
お願いだから…青山先生、私を見ないで~!」
セックスの現場を見られたかのように
栄子は顔を真っ赤に紅潮させながら
片手で顔を覆った。
しかし激しく腰を振る度に
恥じらいよりも
見られることに快感を覚え始めたのか、
やがて顔を覆っていた手が
乳房を左右から手繰り寄せ、
見事な谷間を作ると、
ほんの少しだけ口許に笑みを見せた。
その弛緩した口許から
つつつーっと涎がこぼれる。
涎は乳房を濡らし、
栄子は滑りのある唾液を乳房に塗りたくった。
「栄子先生!目を覚まして下さい!」
明人は栄子のあえぎ声に
負けぬほどの大声で叱責した。
だが、パンパンと尻肉を叩く音が
より一層大きくなり
「逝くわ!ねえ、見てて、
私の逝くところを!」と叫んだ後、
逝く!逝くわ~!と叫んで
裸体をガクガクと震わせた。
直後に「うおっ!」という
野獣のような咆哮が響き、
栄子が便座の上に崩れ落ちた。
同時にバタンと栄子が入っていた個室のドアが
開いたので
明人は大慌てで栄子を抱き起こそうと
移動を始めた。
個室を移動する時に、
確かに何かとすれ違う気配を感じた。

