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見えない男の淫乱物語
第9章 明人先輩

『薬の効き目は永久には続かないのだな…』

電車に無賃乗車したり、

飛行機にタダで搭乗して
長距離の旅に出てみたいと思っていたが、

これでは拠点となる実験室から
そう遠くへは行けないのだなと
少々がっかりした。

そんなことよりも、
実験室では助手の聖子が目を覚ましただろうか?

まだ気絶したままなら、
もう一発あいつで抜かせてもらうのも
悪くはないなと考えていた。



「精液を受け入れれば治るってことは
先生も男にアナルセックスをしてもらえれば治るの?」

聖子は素朴な疑問を明人に投げ掛けた。

「男と女は染色体が違うからね
女は精液を受け入れれば治るけど
男は逆に精液を出しまくれば
どんどんと薬効が薄れて元に戻るはずだよ」

そう言ってはみたものの
ガスをどれほど吸い込んだかによって
いかほどの精液を吐出しなければいけないのか
まったく計算が出来ていなかった。

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