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早熟桃の発情期
第10章 ノーパン
3時間目からは教室で授業。

暑い。
みんな下敷きで自分を扇いでいる。

佐知子はスカートをはためかせて、風を送る。

「こうすると涼しいで」
桃香に笑顔で話す佐知子。

「下品よ」
桃香はそう言ってほほ笑む。

「さすが才女の桃香ちゃんや」
佐知子が感心する。

本当は桃香もスカートをパタパタしたい。
でも、桃香はノーパンなのだ。
リスクがある行動は出来ない。

と言っても、膝が隠れる丈のスカートなので、ノーパンがばれる心配はほとんど無い。

ノーパンの違和感があるけれども、桃香はだんだんと平気になる。

数学の時間、先生に当てられ、問題の解答を黒板に書く桃香。
教室中の視線が桃香の後ろ姿に注がれるが、桃香はほとんど気にならない。
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