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早熟桃の発情期
第10章 ノーパン
拓斗や桃香の通学路から少し外れたところに、子供用の遊具もある公園がある。
以前に拓斗と桃香が二人三脚の練習をした公園だ。

気温が高すぎるためか、誰もおらず閑散としている。

「えっと…ジャングルジムがいいかな?」
拓斗が遊具を見回して言った。

「えっ…無理よっ! 私、ノーパンなのよ。 拓斗くんも知ってるでしょ?」
桃香が驚く。

ベンチに座って話しをするんだと思っていた桃香にとって、拓斗の発言は意外だ。

「桃香ちゃんがノーパンだから、ジャングルジムに乗ってほしいんだ」

「どういう意味よ?」

「僕がスカートの中を下から覗く」

「恥ずかしいよ。 そんなの変態よ」

「学校では見せてくれたじゃないか!」

「それは…」

自分でスカートを捲るのと、公けの場所で下から覗かれるのは、恥ずかしさのレベルが違う。
でも、そのことを桃香は上手く説明できない。

「お願いっ!」
拓斗が桃香に頼み込む。

「分かった。 ちょっとだけだよ」
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