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第14章 街デート

翌日になった。
拓斗と桃香は、今日は駅前の繁華街で街デートしている。

映画館で映画を見終わった後、マクドナルドでハンバーガーを食べる二人。

「拓斗くんが映画代を払えるとは意外だった。　お金がほとんど無いって言ってたのに」
フライドポテトを食べながら、桃香が話す。

桃香と割り勘だけれども、拓斗はコンドームも買わなければならない。
貯金の習慣が無い拓斗は金欠だ。
計画的にお年玉や小遣いを残している桃香とは違う。

「今日のデート代は母ちゃんが出してくれた」
拓斗はそう言いて、コーラを飲む。

拓斗の母親は、拓斗と桃香の交際に賛成している。
拓斗は１学期の期末テストで成績が大きく伸びた。
桃香と付き合ってることが好影響してるのかもって、拓斗の母親は思っている。

もちろん、二人がセックスしていることには、拓斗の母親は気づいていない。
拓斗と桃香は中学１年生で、見かけは子供だ。
二人はプラトニックな交際だって、拓斗の母親は信じている。