パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第16章 夏の終わり

桃香が拓斗の家を訪れたには、その３日後。
拓斗の母親は会社に行っていて、家にはいない。

「夏休みの宿題、完成した？」
桃香が尋ねる。

「完成したよ。　シンガポールで父ちゃんに手伝ってもらったから」
拓斗が笑う。

「駄目ね、宿題は自分でやらなきゃ」
ため息をつく桃香。

「いいじゃないか。　それで結局、間に合ったんだから」
拓斗が口を尖らせる。

桃香は苦笑いする。

今は８月の末。
もうすぐ２学期が始まる。

拓斗と桃香は夏休みの前半、二人で宿題しようとした。
でも、二人でいると、ついセックスしてしまい、なかなか宿題が進まなかった。

そして夏休みの後半、拓斗は父親に逢うため、一週間のスケジュールでシンガポールに行っていた。
その時に父親に手伝ってもらって、拓斗は宿題を済ませたようだ。