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夜の蝶の物語
第2章 横暴な客
紙幣はヒラヒラとスミレの足元に散り落ちた。
「どうした、早く拾えばどうだ」
ふう…まったく…
スミレは気づかれないようにため息をついた。
たまにこのような男に当たってしまう。
お札を拾い上げるために屈んだ瞬間、
スミレは男にソファに押し倒された。
「あっ…!お客様、
スタートということでよろしいでしょうか…」
スミレは男に組し抱かれながらも
懸命にバッグに手を伸ばし
スマホを取り出すと事務所に電話をかけた。
「あ、店長、スミレです。
ただいまからお客様とプレイスタートです」
- そうか、頑張って
常連さんになってもらうように
大サービスよろしくね -
通話の声が漏れていたのか
「そうさ、サービスしてくれたら
これからもあんたを指名してやるぜ」と
男は言って
スミレの脚を開いて股間に顔を埋めた。
『荒々しいわ…よほど溜まってるのね』
あん、あん、とスミレは
感じてる演技をしながら
スマホのタイマーを二時間にセットした。