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夜の蝶の物語
第2章 横暴な客

男の舌がショーツ越しにスミレの
女のアソコを舐め始めた。

ショーツが唾液まみれになって冷たくなる。


「ちょ、ちょっとお客さま…シャワーを…」

とりあえず男をクールダウンさせたかった。


「そんなものはいらない。
俺もシャワーを浴びないから
お前も浴びなくていい」

男はそう言って体をずりあげると
スミレの唇に吸い付いた。

「ちょ、ちょっと!」

スミレの下着を舐めまくった唇が
今度はスミレの唇や顔面に舌を這わした。


『気持ち悪いっていうのよ!』

スミレは、ありったけの力を込めて
男の体を払いのけた。


「お客様、当店のホームページを
ご覧になりましたよね?
キスと本番は禁止だと理解してますよね?!」

スミレがそう訴えても、
男は聞く耳を持たないとばかりに
服を脱ぎ始めた。


「脱げよ」

男は素っ裸になるとスミレにも
服を脱げと命じた。

「言っておきますけど、
指を入れてもいいですけど
うちは本当に本番は出来ませんからね」

まあ、そう堅いことを言うなよ。
男はスミレの手を取ってベッドに横たえた。


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