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女流作家~君を愛すればこそ~
第10章 別居生活

『くそ!逝ってしまいそうだ…』

節子を満足させて、
さっさと帰ろうと目論んでいるのだが、
ここで先に終わってしまうと
節子は不完全燃焼だから
帰るなと言い出しかねない。

セーブしないと…

晃は迫り来る射精を抑えようと
腰の動きを遅くしようと思った。
だが、男の本能が気持ちよく発射してしまえと
思考とは逆に腰の動きを加速される。

「あああぁぁぁ!逝きそうよ!!」

晃と同じように節子も絶頂を迎えつつあった。

「逝け!逝け!逝ってしまえ!!」

天が自分に味方してくれていると思った。
あとはもうタイミングの問題だった。

「ああっ!ダメ!逝きそっ!」

あと数回突けば節子は登り詰めたであろうに
ほんのわずかな差で晃がフィニッシュを迎えた。

ギリギリまで粘ったが、
ついに節子が「逝くっ!」と言う前に
ペニスを引き抜いて
節子の尻に精液を噴火させてしまった。

「いやん…もう少しで逝けたのに…
意地悪なんだから!」

当然の事ながら帰宅を許してもらえない。

『くそっ!もう一度だ!』

萎えてゆくペニスを握って
激しくシコシコしてみるが、
意に反してペニスはぐにゃぐにゃになって行く。

そんな失意の晃に追い討ちをかけるように
スマホの着信音が鳴り響いた。


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