この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女流作家~君を愛すればこそ~
第11章 雅彦と芳枝

そんな純朴な雅彦の筆おろしだったが
セックスを覚えた男は快楽を求めて貪欲になった。

毎晩、毎晩、それこそ淫獣のように
芳枝の体を貫いた。
もちろんコンドームなど使わずに
いつも中だしでした。

なのに芳枝は妊娠しませんでした。

周りからも「お子さんはまだですか?」と聞かれ、
両親からも早く孫の顔がみたいと
矢のような催促をされました。
排卵日ドンピシャで
子宮に大量の精液を浴びたにも関わらず
芳枝は妊娠しなかった。

これはおかしいと二人は専門医を訪ねました。

「奥さんには原因がありません
ただ…旦那さんの方に…
いわゆる無精子症というものです」

無精子と聞いて二人は愕然としました。

「旦那さんの精子が奇形精子なんです。
しかし、全てが奇形ではありません。
98%がアウトですが、2%は正常です
その2%の精子に頑張ってもらう他ありませんね」

正常な精子が少なすぎて取り出すのが困難で
人工受精はかなり厳しいとの事でした。

雅彦は落ち込みましたが
やがて「そうか!誰とセックスをしても
妊娠させる心配がないんだ」と
女遊びが多くなり
家に帰って来ない日も度々でした。

芳枝とて、セックスが嫌いなタイプではないので
夜毎セックスをしてくれた雅彦が
他の女に夢中になって
抱いてくれない日々に悶々とし始めていた。


/145ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ