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女流作家~君を愛すればこそ~
第8章 帰国

「あ、失礼…」

晃は慌てて視線をそらしたが
風呂上がりの彼女からは
ツンケンとした威厳はなく
めちゃくちゃ色っぽい女だった。

『これで性格が良ければ
最高の女なのに勿体ない…』

すれ違い様の風呂上がりのシャボンの香りが
欲情をそそられた。

「ね、菱沼、
桐子先生あのままじゃ風邪をひいちゃうから
ベッドに運んであげなさいよ」

通りすぎようとする晃の背に向かって
節子が命令する。

晃は節子をいい女だと思った事を撤回した。
この女は退職した今でも
晃の事を部下のようにあしらった。

「妻はよくあのソファで寝ちゃうんです
大丈夫ですよ、彼女は慣れてますから」

「あなたにとって彼女は
一人の女かも知れないけど、
風邪をひいて執筆が遅れたら
日本中のファンを敵に回すことになるわよ
それでもいいわけ?」

狭い廊下で彼女と
長々とディスカッションする気もなかったので

「わかりましたよ、
でも最近は体力も落ちているので
貴女にも手伝ってもらいますよ」と
念を押してリビングに向かった。

「僕が体を支えるので足をお願いします」

晃はそう言って桐子の脇に手を差し込んだ。

「一人で運べないの?情けない男ね」

文句を言いながらも節子は桐子の足を抱えた。

桐子の寝室に運ぶ途中で
城島節子のバスタオルがハラリと落ちた。

まだアルコールが残っていて大胆になっているのか
彼女は見たけりゃ見るがいいわと
恥ずかしげもなく晃に裸体を晒した。

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