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女流作家~君を愛すればこそ~
第2章 桐子の初体験
桐子を選んだ男は体育会系だろうか?
やけに分厚い胸に抱き抱(かか)えられたのを
薄れゆく意識の中で認識していた。
ラブホのベッドに桐子を寝かせると
男は慣れた手付きで桐子を裸にした。
桐子は処女だったが、
実家を離れて
独り暮らしをしていたストレスで
夜な夜なオナニーをしていたので
セックスに対しては人一倍興味があった。
男に貫かれる怖さよりも
ネット動画で見ている女のように
可憐に喘いだりすることが出来るかという
不安の方が大きかった。
男が桐子の脚を押し開き、
顔を桐子の股間に埋めた。
男の舌が陰唇に触れた瞬間、
酒の酔いとはまた別のめまいが桐子を襲った。
不思議と自然に「ああん…」と
甘い声を漏らした。
「ここを舐められるのが好きなんだね」と
男は言った。
それに対して桐子は
返事を返したのかどうかは記憶にない。
「じゃあ、ここは?」とか
「ほら、ここを弄ると気持ちいいでしょ」とか
違う箇所を舐める度に
男はいちいち桐子に問いかけた。
喘ぎ声をあげながら桐子は
男の問いかけが鬱陶しくなっていた。
『ヤルんなら、さっさとヤってよ』と
桐子は苛立った。