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女流作家~君を愛すればこそ~
第2章 桐子の初体験
やがて男は桐子の脚を担ぐと
ペニスの先をおまんこにあてがった。
メリッ!という表現が桐子の股間に走った。
その時、桐子の喘ぎ声が止まり
「うぐっ!!」と痛みを耐える声を上げた。
セックスというのは
こんなにも痛いものなのかと
処女を散らしたことよりも
初めて男の一部が自分の中に
入ってきた痛みと不快感に
桐子は後悔した。
桐子に挿入してからも
「気持ちいいでしょ?気持ちいいよね?」と
男はしきりに問いかけた。
女になった感慨にふけりたいのに
面倒くさい奴だなと
桐子は男に突かれる度に
不機嫌になっていった。
「さあ、今度は後ろから挿入してやるよ」と
体位を入れ替えようとペニスを抜いた瞬間、
「うわっ!」と男が悲鳴を上げた。
そしてあわてふためいてバスルームに飛び込み
シャワーでペニスを洗っている気配がした。
やがてペニスを大事そうに
タオルで拭きながら男が戻ってきて
「お前、初めてならそう言えよ!」と怒鳴った。
「ごめんなさい…」
なぜ私が謝る必要があるのだろうと
理不尽に思いながらも桐子は詫びた。
「バージンをもらったからと言って、
俺はお前と付き合う気もないからな」と
男は黙々と身支度を整えて帰ってしまった。