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女流作家~君を愛すればこそ~
第10章 別居生活

桐子はと言えば、
晃のいない部屋で
ソファに座って呆然としていた。

一時の感情に突き動かされ
つい、家を出ていけと怒鳴ってしまった事を
悔やんでいた。

今朝から何度も晃からLINEの着信があった。
スマホの画面に『晃』の文字が見えたとたんに
スマホを伏せた。

心の奥底では
節子から誘惑したに違いないと思っている。

節子は魅力的な女性だから
誘われれば断れなかったのかもしれない。

自分だってそうだ。
旅行中、節子に言い寄られて
レズを経験してしまった。

今度もう一度、晃から連絡があれば
しっかりと話を聞いてあげようと思った。

なのに、昼間は何度も連絡をしてきたくせに
夜になるとピタリと連絡が途絶えた。

『あなた…どうしちゃったのよぉ』

桐子は晃のいない家が、
こんなにも虚しいものなのかと思い知らされた。

夜8時過ぎにスマホの着信音が鳴った。

「晃!?」

慌ててスマホを手にすると
画面には『母』という文字が…

「お母さん、ただいま…
連絡するのが遅れてごめんなさい…」

ー いいのよぉ、長旅で疲れていたんでしょう?
そんなことよりも、久しぶりに晃さんに会えて
昨夜は激しかったんじゃない? ー

何も知らない母は呑気に尋ねた。
自分が晃を男に目覚めさせてやったんだから
それこそ昨夜は熱い夜を過ごしたと思っていた。

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