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女性アイドルDJを犯す!
第8章 作詞家 阿久津の死
「大里先生は阿久津の死に
事件性があるとでも?」
ソファに座り足を組む大里の向かって
負けじと八木も足を組んで対峙した。
「いえいえ、西野先生の死亡診断書もありますし
死因については疑いの余地はなさそうです
ただ…職業柄、貴方たちと阿久津先生の関係を
知っておきたいのです」
部外者が阿久津の死に立ち会ったのだ
大里が訝しがるのもわからなくはなかった。
仕方ないと、八木はこれまでの経緯を
ざっと大里に話した。
「なるほど…まあ、阿久津先生も
若い子といいことをしながらの旅立なのだから
それは本望でしょう」
八木が正直に白状したので
大里はすこぶる期限がよくなった。
「あとのことは私が仕切りましょう
いえ、本質は他言いたしません
なんせ、弁護士には守秘義務がありますからな」
しかしながらと言葉を繋ぎながら
「念のために
口止めを頂ければ嬉しいのですがね」と
蓄えた口髭をなぞりながら
大里はニヤリと笑った。
「わかりました…おいくら必要でしょうか」
足元を見やがってと
八木は眉間に皺を寄せて大里を睨んだ。
「おいくらだなんて!
私は金銭を求めていませんよ
強請(ゆすり)ではないんですから!」
弁護士資格を剥奪されかねないので
大里は慌てて否定した。