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女性アイドルDJを犯す!
第10章 ボイストレーニング
「まあいいや
じゃあ、これデモテープだから
明日までに覚えて」
KIYOSHIはそう言って
メモリースティックを夏美に手渡した。
「明日まで…ですか?」
夏美は戸惑った。
覚えれるだろうかと言う不安げな思いが
表情に出ていた。
「無理そうだな」
夏美の表情を読み取って
KIYOSHIは項垂れた。
「阿久津の爺さんが死んだ今、
さっさと売り出さねえと
遺作としての値打ちがなくなるだろうが」
KIYOSHIの言葉に八木もその通りだと思った。
『さすがに絶大な人気を得た大物だ。
考え方が俺と似てるねえ』
八木はKIYOSHIに惚れ込んだ。
「そんじゃあ…
俺の別荘でレッスンでもするか?
言っておくが俺のレッスンはキツいぞ」
ここへ連れて来なさいとKIYOSHIは樹に
アドレスの書いたメモを渡した。
夏美は帰宅すると
体がクタクタで一刻も早く眠りたかったが
KIYOSHIの楽曲を覚えなきゃと
手渡されたメモリースティックを
ノートパソコンにセットした。
軽快なビアノの前奏が流れる。
そして美声のKIYOSHIの声が歌い出した。
『難しい…
歌いこなせるだろうか…』
このままKIYOSHIが世に出した方が
いいのではないかと夏美は不安になった。