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女性アイドルDJを犯す!
第11章 新たな旅立ち

「白川さん、もしかして歌手の夏美って人に
思い入れがあるんすか?」
滝川は白川にストレートに聞いてきた。

「ああ、彼女が駆け出しの頃、
俺と二人で深夜番組を担当してたんだ」
白川はそう言うとコーヒー缶のプルトップを開け
一口不味そうにコーヒーを飲んだ。
「へえ~、そんなんすか…
で、アレっすか?やっぱり男女の関係と言うか…」
滝川は興味津々の顔をして、
同じように缶コーヒーのプルトップを開けて
美味しそうに喉に流し込んだ。

「ばか、お前の考えているような
いやらしい関係じゃないぞ
まあ、そんな縁で俺は彼女を応援している」
あのまま番組を続けておれば
今頃は彼女にプロポーズしてたかもなと
未練たらしくそんなことを考えた。

「でも彼女、こう言っちゃあなんですけど
デビューは華々しかったっすけど
ホントに一発屋ですよね」
デビュー曲こそ、そこそこ売れたけど
二曲目は目を覆いたくなるほどハズレましたよねと、
白川が彼女を応援しているとわかっていながら
辛辣な意見を堂々と述べた。

「デビューするだけでもたいしたもんだよ
そう思わないか?」
飲み終えた缶コーヒーの空き缶を腹立たしそうに
廊下のゴミ箱に投げ捨てた。

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