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女性アイドルDJを犯す!
第1章 DJ夏美
「みなさ~~~ん、こんばんは~~~」
うん、大丈夫。
元気いっぱいのアニメ声だわ。
夏美は自分でも驚くほど、
本番になって落ち着き始めたのを感じた。
ブースの向こうでもマネージャーの樹が
ホッとした表情をした。
これが録音番組なら
みんな緊張もしなかっただろうが、
本日よりスタートした[夏美の春夏秋冬]は
深夜の生放送だったのだ。
。。。。。。。。。
生放送を終え、
帰宅して部屋着に着替えていると
スマホの着信音が鳴り響いた。
ディスプレイ画面にはSHIRAKAWAと出ていた。
『あ、白川さんだ』
スマホ画面をタップして
「はい。夏美です」と元気に応答した。
『もしもし?俺だけど…
今、大丈夫?ごめんね、こんな時間に…』
ラジオディレクターの白川が
優しい声で語りかけてくれた。
「ううん。全然大丈夫。
今、ファンレターに
目を通していたところなの。
枚数が多くて大変で…」
嘘、言っちゃった…
ファンレターなんて数枚しかなかった。
「ねえ、白川さんは、まだお仕事ですか?」
『今、打ち合わせが終わって休憩中なんだよ』
「そっか…お疲れ様…
ねえ、白川さん…
なかなか2人で会うことができなくて
ゴメンナサイ」
夏美が発したその声は、
いつものアニメ声じゃなく、
妙に艶っぽかった。