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女性アイドルDJを犯す!
第6章 作詞家 阿久津

やがて八木の手が
夏美のヒップを撫で始める。

Tバックゆえに
尻は生尻同然なので
肉の柔らかさを八木は堪能した。

「阿久津先生にお目通りする前に
俺に奉仕してもらおうかな」
そう言うと八木はズボンのファスナーに
指をかけた。

「八木さん…
すいません、もう少しで阿久津先生のお屋敷です」
八木の楽しみを奪うようで申し訳ないですと
樹が断りを入れた瞬間、
『まもなく目的地です』と
カーナビゲーションが無機質な音声で告げた。

「おいおい、気を利かせて回り道ぐらい選べよ」
カーセックスをヤル気満々だった八木は
仏頂面で樹を叱った。

「そう申されましても、
阿久津先生も首を長くしてお待ちでしょうし…」
毎度毎度、お前だけに良い思いはさせないぞと
水戸黄門の印籠のように
樹は阿久津の名前を強調した。

「チッ…」
八木はあからさまに舌打ちをした。
そして、夏美の耳元へ小声で
「帰りは旨いものを喰わせてやるから
ラブホテルへ付き合えよ」と命じた。

八木に体を撫で回されても
夏美の体は燃えなかった。
いよいよ大御所の阿久津先生との対面に
心も体も
これ以上ないほど緊張し始めていたからだ。

夏美たちを乗せたワゴン車は
お城かと思うばかりの大きな門をくぐった。

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