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女性アイドルDJを犯す!
第6章 作詞家 阿久津
まるで神社の参道のような石畳の道を
ワゴン車はゆっくりと直進してゆく。
やがて目の前に御殿のような屋敷が姿を現した。
「一代でこれほどまでの財を成し遂げたんだから
阿久津という男も大したもんだ」
八木が嫉妬まじりの言葉で阿久津を褒め称えた。
正面玄関に停車すると、
大きな扉が開き、2名のメイドが現れて
夏美たちにお辞儀をした。
「阿久津先生に
アポを取らせていただいた八木です」
八木ほどの大物プロデューサーでも
緊張するのか
声が少し震えていた。
「はい、先生より
失礼のないようにお迎えしろと
賜っております。
先生はすでに客間にてお待ちかねでございます」
どうぞこちらへと、
メイド達が夏美の一行を招き入れてくれた。
玄関ロビーは
一流ホテルのエントランスのようだった。
大きなシャンデリアがまばゆいほどの輝きで
夏美たちをこれ以上ないほどに緊張させた。
歩きくたびれるほどの長い廊下の先に
客間があった。
メイドの一人が扉に向かって
「先生、ご客人が到着いたしました」と
よく通る澄んだ声で申し出た。
「おお、そうか、
待ちわびていたよ。どうぞ入ってくれたまえ」
主の指示に従って、
メイド二人が左右から観音開きの扉を
厳かに開いた。