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女性アイドルDJを犯す!
第2章 敏腕ディレクター
「白川ちゃん、お疲れ~~。
いつも深夜まで大変だねえ。
あ、彼は新人の相川ちゃん」
そう言って若手ディレクターの相川を紹介した。
相川なら白川も知っていた。
八木にべったりくっついている
腰ギンチャクのような男だった。
「白川ちゃ~ん。
今夜は相川ちゃんにこの後をやらせてあげてよ。
ほら、この仕事ってさあ
何事も経験がものを言う世界じゃない?
彼に場数を踏ませてあげたいんだよねえ~。
白川ちゃんも、たまには早く帰りたいでしょ?
ね、悪い事は言わないからさあ、
彼とチェンジしてよね」
口調は穏やかなものの、
目には有無を言わせぬ鋭い眼光が白川を射抜いた。
元より、彼に逆らえるはずもなく、
「わかりました。お願いします」
と席を相川に譲った。
ラジオブースの中から、
白川が席を立って退室するのが見えた。
夏美は、
なにか用事でも出来たのだろうかと訝しがった。
彼の代わりに席に着いたのは
インテリ風の痩せた小柄な男だった。
その彼から
『あと2分でCM行きま~す』
とヘッドホンから指示が飛んできた。