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夢の異邦人(エトランゼ)
第10章 有里は生け贄

舌を有里の口の中に潜り込ませようと
佐々木の舌先がドリルのように
上唇と下唇の隙間に潜り込ませようとする。
有里は真一文字に唇を閉じてそれを阻止する。

それならばと佐々木は掛け布団を捲って
有里の体の上に馬乗りになって
パジャマのボタンを外しにくる。
裸にされてたまるものかと
有里は佐々木の手首を握って
動きを制しようとした。

「綺麗に脱がしてやろうと思ったのにさ」
それを望まないのであれば仕方ないなと
佐々木は有里のパジャマの襟元に手をかけると
左右にグイっと引っ張った。
たちまちボタンが
ブチブチと音を立てて弾け飛んだ。
そして巨乳を佐々木の目の前にさらけ出す事となった。

「いやぁぁぁ~っ!」
義孝に、この姿を見られてもいい。
これはレイプなのだ。
有里に非はない。
助けを求めて有里は悲鳴を上げた。
「あなたぁぁ~っ!助けてぇ~っ!」
悲鳴を上げれば義孝が何事かと来てくれるに違いない。
そして佐々木も怯んで逃げるに違いない。
そう思ったのだが…
義孝が起き出してくる気配はない。

「無駄ですよ、旦那さんは起きてきません」
確信を持った言葉と共に
余裕しゃくしゃくの佐々木が
巨乳に吸い付いてきた。


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