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夢の異邦人(エトランゼ)
第7章 白昼夢の終わりと始まり

「有里・・・有里・・・・目を覚まして・・・」

遠くから有里を呼ぶ声が聞こえる・・・

「ああ・・・・・愛してるわ・・・・」

無意識に、その声に応えた。

「あっ!!気がついたかい?
さあ、有里、目をあけてごらん」

声に促され、有里は静かに目を開いた。

その目に飛び込んできたものは・・・・
白い天井に白い壁・・・・

「????ここは・・・・どこ・・?」

ブックセンターの天井や壁ではない。
ここはどこなのだろう・・・

「有里、大丈夫かい?」

心配そうに覗き込み、
視界に飛び込んできたのは夫の義孝だった。

「あなた?」

うんうんと頷き、夫は安心したように
有里の手を握りしめた。

「気付かれたようですし、もう大丈夫でしょう」

声のする方に目をやると、
そこには白衣を着たドクターらしき男と
背後にナースが佇んでいた。

「まあ、念のため今夜一晩、
入院していただきましょう」

そう言ってドクターは一礼して部屋を出て行った。

「私・・・どうしてここに・・・・」

うつろに思い出してきた。
大牟田に抱かれ、絶頂を迎え、
あまりの衝撃におそらく失神してしまったのだろう。
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