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夢の異邦人(エトランゼ)
第8章 翔との不倫

有里への挿入はめちゃくちゃ快楽だった。

適度な快楽は勃起を促し
更なる快楽を求めて向上し、
体位を変え射精をコントロールできるが
度を越えた快楽は理性を失わせ、
ひたすら射精へと促し
我を忘れさせてしまう。

今の翔が、まさにそのような状態であった。
なにも考えずに
ひたすら射精の気持ちよさを追い求め
腰を振る速度が加速する。

「ダメ…凄すぎるわ!」
有里の心も体の気持ちよさについていけない。
ひたすら男のピストン運動を助けようと
潤滑油の役割りをもたらす愛液を流出させる。
出入りの激しい結合部は白濁の泡となって
翔の肉棒にメレンゲの化粧を施してゆく。

「気持ちいい!こんなおまんこは初めてだ!!」

腰の動きを制御したいのに
自分ではどうすることも出来ない。

「あっ!…あっ!…あっ!…」

「くっ!…くっ!…くっ!…」

愛しているという囁きやあえぎ声は必要なかった。
野性動物のように
激しい息づかいだけが室内に響いた。

やがてなにも言わずに「ううっ!!」と呻いて
翔は射精した。
膣外射精を考える余裕もなく本能のままに
有里の膣(なか)に出した。

翔は頭のなかが真っ白だった。
いつもより射精後の賢者タイムが
激しく襲いかかった。
翔は有里を抱きしめたまま
呆然と女のアへ顔を見つめていた。

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