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夢の異邦人(エトランゼ)
第9章 この世界の義孝
「ほら、ベルトを弛めて少し横になりなさい」
男と違ってファッションベルトなので
弛めようが関係ないほどの締めつけだったけれど
一応、そのように言ってみた。
しかし、酔っているせいか
手が上手に動かせないようだった。
「すいません、ベルトを外してもらえませんか?」
「いや、しかし…」
躊躇したが苦しそうな留美子を見るに忍びがたかったので、すいません手をかけますよと断りを入れて
義孝は彼女のベルトを外した。
しかし、前述のように元から締め付けていないベルトなので、あまり楽になったとは言いづらかった。
「すいません…デニムのホックとジッパーもお願いします」
そりゃあそうだろうと思った。
ピチピチのスキニージーンズなので
そこを弛めなければ楽にはならないだろう。
「そうですね…わかりました」
ホックを探るために彼女のトレーナーを
少しだけ捲らせてもらった。
白く柔らかな肌が目に飛び込んでくる。
『ほう…形の良いおへそだな…』
見ないようにと思ったが
どうしても若い女の肌に魅了されてしまう。
ジッパーを下ろすと、スキニージーンズのウエスト部分が花を開くように左右に別れて淡いブルーのショーツが見え隠れした。
「課長…ついでと言ってはなんですが…
ブラのホックもお願い…
胸が苦しくて…」
これは介抱なんだ。
下心なんかじゃないんだと自分に言い聞かせたが
男の股間は恥ずかしいほどに勃起していた。