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おうち時間
第3章 キッチンで
どちらからともなく唇が重なる。
最初は触れるだけ、それから徐々に深く、甘く。
久しぶりのキスはなかなか終わらない。

「…っん、け、ん……さ…」

由佳はもう、キスだけで、頭の中がぼうっとしていた。
そのうち、健人の唇が由佳の頬から顎、首筋、肩、とゆっくり降りてきた。

「…さっきの、まだ、付けてるよね」

そう言って、健人が由佳のエプロンを外し、部屋着のTシャツをするりと脱がした。
上品な黒のレースに包まれた、少し華奢な胸が現れる。

「あ…」
「これ、付けてくれてるの見て、また、チャンスあるかなって…」

健人は由佳の鎖骨から細やかな胸の膨らみへと唇を滑らせていく。
胸の谷間の少し上に紅い痕が残った。
唇が触れるところが熱い。

「似合うよ、由佳」

健人は満足げに言って、するりと由佳のズボンも下に落とした。
そのまま臍を舐め上げ、蜜をこぼし始めた秘芽に到達する。

「…っあ……」

ぴくりと由佳の身体が震える。
健人の手が、由佳の腰を掴んだ。

「いい匂いがする…由佳は、いつも、ここから、甘い匂いをさせてたな」
「や、そ、んな……」

健人の言葉に顔が熱くなる。

「後ろも、見ていい?」

健人の言葉に、由佳はゆっくりと背中を向けた。
面積の少ない布で覆われた、少し大きめの尻が、健人の方へと向けられた。
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