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第3章 キッチンで

「由佳…？」

ちゅ、と額にキスをされ、遠のきそうな意識が呼び戻された。

「今も、すごくエッチで、可愛いかったよ？」
「や、ゆ、ゆわない…でぇ…」

健人からのキスが止まない。
恥ずかしさで身体の熱が冷めない。

「由佳」

今日、何度、名前を呼ばれただろう。
健人の低い優しい声が自分の名前を呼ぶ度に、由佳の身体の芯が甘く痺れ、じわっと幸福感が広がった。

「由佳…少し、痩せたかな……？」

由佳を力強く抱きすくめながら健人が言った。
痩せた、というよりは、ストレスでやつれたのが戻らない、というのが正しいのかもしれない。

「でも、おっぱいは、昔と同じ、可愛いままだ」

由佳の気付かないうちに、健人がフロントホックをぱちんと外していた。
押さえ付けられていた華奢な胸が解放され、細やかな膨らみと、ふっくりとした存在感のある尖端が晒される。

「や、あ…健人、さ…」

慌てて胸を庇おうとする由佳の腕が、がっちりと掴まれる。

「隠したらダメだよ、由佳」

健人はそういって、由佳の膨らみの尖端を口に含む。
柔らかな舌先で突かれ、舐め上げられ、甘噛みされ…由佳の身体にまた、ビリビリと快感が走る。

「由佳のココ、さくらんぼみたい」

健人が楽しそうに言って、ちゅうっと吸い上げた。