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おうち時間
第1章 ベランダで
「んあっ……!ぅん……んっ…」

その熱さに思わず声を上げてしまい、慌てて腕で口をぐっと塞ぐ。
ゆっくりとした挿入は、夏海の腰を震わせた。

「挿った…」

夏海に覆い被さるように、達哉が抱きしめてくれる。
圧迫感が、心地よい。

「動くぞ」

声出すなよ、と念を押される。
緊張と期待とで夏海は自分の心臓が早鐘を打つのを感じ、ぎゅっと目を瞑った。
最初はゆっくり、徐々にストロークが長くなる。
じわじわとした快感が広がる。

「あ…っ…は………」

イきたい。

夏海の頭の中はそれでいっぱいになってしまう。
達哉はゆったりとした抽送を繰り返す。

もっと、性急に求めて欲しい。

夏海は思わず、達哉の抽送に合わせて、腰を動かした。

「…イイの?」
「ん……」

達哉の突き上げが激しくなる。
ぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音が大きく聞こえる。

「た、っちゃ…ん…っ…わたし……あ、っん…も……」

かつてない快感に気持ちが追いつかず、涙が溢れる。
ぐんっ、と奥を突き上げられた。

「あっ……んんんっ………あ…」

電流のようにビリビリとした快感が夏海の身体を駆け巡る。
ガクガクと足が震える。
遠くなりそうな意識の片隅で、達哉が夏海のナカヘその欲を放ったのを感じた。

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