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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一
 271 男冥利に尽きる

「はぁうんっ、やっ、あっ、だ、ダメっ、ああっ、っくぅぅぅ………………」
 
 そして再び律子は、何度迎えたか分からないほどの絶頂感により、意識を飛ばしてイッてしまう。

 また再び三擦り半といえる早さであった…

「っくぅぅ………ぅ……ぅぅ…………」

 私は、下でぐったりと意識を飛ばし、弛緩状態になった律子からゆっくりと怒張を引き抜き、その律子の隣に横になっていく。
 もちろんまだ私自身は絶頂の射精はしていないのだが、この連夜のセックスのせいで未射精でも怒張の疼きはみるみる鎮まってきていた。

 さすがにタネ切れに近い状態といえるのであろう…

「はぁ、はぁ、はぁ、ふうぅぅ…」
 
 そして私は息を整えながら、横で寝落ちしている律子の横顔を見つめる。

 律子…

 本当に美人で美しい…

 その律子が今、この私の横で、意識を飛ばすほどに感じ過ぎで寝落ちしている…

『こんなに感じたのって…初めてで…』
 それは正に男冥利に尽きる…
 そんな言葉をも言ってくれたのだ。

 だが、どうしてこれ程に昂ぶり、感じたんだろうか…

 ほんのちょっとした焦らしと言葉責めなのだが、それが律子の性癖の琴線に触れたというのであろうか…

 確かに
『こんなに感じたのって…初めてで…』
 正にそんな感じ方に、私には思われた…

 だが…

 多分、それだけでは無いはずだ…

「ふうぅ…」
 私はタバコを吸いながら考える。

 そして、ふと、思い返す。

 ゆかりはこうして寝落ちしても、なぜか、必ず私がタバコを吸うと意識を戻してくる…

 あ、そうか…

 ゆかりの存在感なのか…
さすがに今回は私の田舎であるといういつもの逢瀬との環境の違いはある…

 そして律子特有のアグレッシブな行動力が、私の原点である田舎に来る、来た、その空気に触れた、そして自分自身の邂逅の思い出での場所でもある
『○○ゆうえんち』までにも訪れたという、ある意味、ゆかりを出し抜いたという優越感…

 いつもの東京では、ゆかりという存在感が強く律子の心の中でシコリ的な、そしておそらくコンプレックス的に存在しているのであろうが…

 だが、ここ、この私の田舎では、全くそんな環境が違うのである…





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