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シャイニーストッキング
第13章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一

272 優越感
いつもの東京では、ある意味、ゆかりという存在感が強く律子の心の中でシコリ的な、そしておそらくコンプレックス的に存在しているのであろうが…
だが、ここ、この私の田舎では、全くそんな環境が違うのである…
そして本当に偶然なのであるならば、プールでの奇跡の出会い、そして少しだけとはいえ私の家族である甥っ子達というある意味私のプライベートに触れられ、更に元彼女であるノンと親しくなり、きよっぺの姿までをも確認し、ゆかりが全く知り得ない私の過去を知ったのだ…
それらを鑑みても優越感なのだ…
間違いなくゆかりに対する優越感を抱いたのであろう…
それが、私を愛すれば愛するほどにコンプレックス的に存在感を顕著に表してくるゆかりを出し抜き、私の中に一歩踏み込んで入れたという優越感の想いが、律子の中のナニかを解放したのではないのだろうか…
そしてそれがこの
『こんなに感じたのって…初めてで…』
というセックスの、性癖の一部の解放に繫がったのではないのか…
私はタバコを吸いながら、そして律子の美しい寝顔を見つめながら、そう思い、考えていた。
やはり普通は、タバコ位では起きないよなぁ…
そう思っていると…
「………ぅ…ぅぅ…ぁ……」
あっ、起きた…
「…ぁ…は…はぁぁぁ……」
律子が気怠そうに目を覚ましてきた。
「タバコ、煙かったか…」
思わずそう訊いてしまう。
「あ…いえ…あ、あのぉ…」
律子はそう返事をし、私の姿を見てくる。
「あ、あのぉ、わたし…」
その目には愉悦と、戸惑いの色が浮かんでいた。
「わたし…すっかり…」
そう呟きながら私の下半身を見てくる。
それは、勝手に一人でイッてしまい、寝落ちまでしてしまってアナタはイケたのか…
という様な、私に対しての思いやりと戸惑いの目の色に感じられた。
「ああ、大丈夫だよ」
私は、そんな律子の慈しみのある情愛な心に触れられた想いがして、心が震えてしまう。
「ありがとう…りっこ」
そしてそう囁き、彼女を抱き寄せキスをする。
この今、律子が愛おしくて、可愛くて、堪らないのだ…
しかしそんな心の昂ぶりの想いの奥深くには
『律子を、もう引き返せないほどの深みに引き入れてしまった…な』
と、いう騒めきの想いも蠢いていたのであった。
いつもの東京では、ある意味、ゆかりという存在感が強く律子の心の中でシコリ的な、そしておそらくコンプレックス的に存在しているのであろうが…
だが、ここ、この私の田舎では、全くそんな環境が違うのである…
そして本当に偶然なのであるならば、プールでの奇跡の出会い、そして少しだけとはいえ私の家族である甥っ子達というある意味私のプライベートに触れられ、更に元彼女であるノンと親しくなり、きよっぺの姿までをも確認し、ゆかりが全く知り得ない私の過去を知ったのだ…
それらを鑑みても優越感なのだ…
間違いなくゆかりに対する優越感を抱いたのであろう…
それが、私を愛すれば愛するほどにコンプレックス的に存在感を顕著に表してくるゆかりを出し抜き、私の中に一歩踏み込んで入れたという優越感の想いが、律子の中のナニかを解放したのではないのだろうか…
そしてそれがこの
『こんなに感じたのって…初めてで…』
というセックスの、性癖の一部の解放に繫がったのではないのか…
私はタバコを吸いながら、そして律子の美しい寝顔を見つめながら、そう思い、考えていた。
やはり普通は、タバコ位では起きないよなぁ…
そう思っていると…
「………ぅ…ぅぅ…ぁ……」
あっ、起きた…
「…ぁ…は…はぁぁぁ……」
律子が気怠そうに目を覚ましてきた。
「タバコ、煙かったか…」
思わずそう訊いてしまう。
「あ…いえ…あ、あのぉ…」
律子はそう返事をし、私の姿を見てくる。
「あ、あのぉ、わたし…」
その目には愉悦と、戸惑いの色が浮かんでいた。
「わたし…すっかり…」
そう呟きながら私の下半身を見てくる。
それは、勝手に一人でイッてしまい、寝落ちまでしてしまってアナタはイケたのか…
という様な、私に対しての思いやりと戸惑いの目の色に感じられた。
「ああ、大丈夫だよ」
私は、そんな律子の慈しみのある情愛な心に触れられた想いがして、心が震えてしまう。
「ありがとう…りっこ」
そしてそう囁き、彼女を抱き寄せキスをする。
この今、律子が愛おしくて、可愛くて、堪らないのだ…
しかしそんな心の昂ぶりの想いの奥深くには
『律子を、もう引き返せないほどの深みに引き入れてしまった…な』
と、いう騒めきの想いも蠢いていたのであった。

